自分らしい人生を創造するために本当に必要な5つのエッセンス~7つのチャクラから考える~【第4回 現実力】

皆様、こんにちは。オフィスTヒーリングセンターの外川(とのかわ)です。

今回は、第1チャクラについてお話ししましょう。
第1チャクラは、同族のチャクラ、生存の中枢と言われますが、具体的には仕事、家族、健康など、あなたの今の現実のことを表します。そうした現実を生きていく力のことを私は「現実力」と呼んでいます。

自分らしい人生を創造するために

本当に必要な5つのエッセンス

~7つのチャクラから考える~

第4回 現実力

なりたい自分になるために。

選択肢を増やすために、自分と向き合う。

大地とつながるグラウンディングのチャクラ

私たちは、家庭や職場、友人間において、そこに自分の居場所があることで肉体的安心、安全の感覚を持ちます。さらに、その集団への帰属意識が情緒的な安心感をもたらします。

半ば無意識かもしれませんが、そのような心理的幸福の基礎的部分が第一チャクラに深く関係しているのです。そして、人との関係の中で誰もが愛されたい、親しくなりたい、認められたいと思います。

何かを達成して満足感を得たいと思います。

心地よくありたいと思い、健やかに笑って楽しく過ごしたいと思うのです。声は人間のDNAに刻まれている欲求と言われます。

それと同時に、誰もが「こうなりたい」「こうありたい」という願望を持ちます。

私たちは、その欲求と願望を満たすためにさまざまな行動を起こすわけです。

常に自分の求めるものを得ようと行動し、感じ、考えるのが人間です。つまり、私たちの行動にはいつも必ず目的があるということです。

あなたはどうなりたいですか?

ところが、今、自分の欲求や願望を把握できていない人が非常に多いのです。

漠然と「幸せになりたい」と言うけれど、自分にとっての具体的な幸せが何かわからないという方がほとんどです。

‥‥あなたはどうでしょうか?今、何を望んでいますか?今の現実に満足していますか?
職場や家庭、友人関係など自分の置かれた環境で「でも」「だって」ばかり言っていないでしょうか?

あなたは苦しみから何を得ていますか?

確かに、必ずしも思うようにいかないことがあるのが人生かもしれませんね。

しかしその辛さ、苦しさを我慢しながらその中にい続けることも、実はあなたが選択していることなのです。

人はなぜ、苦しいことに慣れてしまうのでしょうか?

それは、苦しさと引き換えに代わりのものが手に入るからです。

それは、自分で責任を引き受けなくてもいいという安楽。自分の足で立たなくてもいいという安逸。「辛い、辛い」と言いながらもそうやって過ごしているうちに、人は自分で立ち、自分で考える力を奪われてしまうのです。

それは、自分自身の言葉を持たない生き方であり、自分がいない人生です。

傷は、癒されるために存在する

今、これを読んでチクッと胸が痛んだ、痛いところを衝かれたという方、もしくは「そんなこと言ったってしょうがない」と腹が立ってきた、泣きたくなってきたという方がいらしたら、それでいいのです。そうなのです。

オフィスTヒーリングセンターでは、「痛いところを敢えて覗いてみようよ」という癒しを行っています。なぜなら、そこにこそトラウマの傷みがあるからです。『良薬口に苦し』ということわざがありますが、傷みを超えることこそが癒しであり、そこを乗り超えて得る平安の中にこそ人生の大きな意味があります。

人はエネルギーワークだけでは癒されない。

スピリチュアリティと現実力の両面からの取り組みが大切。

真剣に悩むからこそ、客観的な視点が必要です。

それでも私たちは、苦手なことを避けようとしますね。人はそれほど強くはないからです。

しっかりと自分を見つめなくては、と思いながらも先延ばしにしたり、見ぬふりをしたり気を紛らわせたり、そのうち毎日の忙しさに忘れてしまったり…。

しかし、放っておけば、忘れたころにまた同じ苦しみのサイクルが必ず訪れます。

(歯が痛くなった時と同じですね。痛み止めを飲んだらとりあえず痛みは収まった。だから今回もやり過ごす。でも結局はさらに痛みは増して襲ってくる。だから早く行っとけば良かったのよ。となるのと同じ)

誰でも苦しいことに対して、自分一人ではなかなか立ち向かえないものです。だからこそセッションを受けてセラピストと共に問題を整理したり、ワークで仲間と一緒に取り組むのです。

「だって…」「でも」と思われた方は、今まで本当に力の限り頑張ってこられた方です。

ACの方々、虐待があった方々は、幼いころから機能不全な家庭の中で、何とか生き延びるために、苦しいとさえ感じずに、家族のために、自分が足りないからいけないと思いながら、自分を責める必要はないのに自分を責めながら、本当に過酷な日々を生き抜いてきた方々です。もう自分の力の限界を越えていませんか?

家庭内に問題があること、自分が虐待にあっていること、これは決して恥ずかしいことではありません。

あなたは大切な存在です。 家族や仕事を大事に思うからこそ、あなたは真剣に悩んでおられるはずです。ですから、あなたとあなたの抱えている問題を大切に扱ってくれるセラピストを選ぶことが何よりも今、大事なことです。

輝くオーラと、あなたの人生を手に入れるために

Bさん(55才)

自分の人生を生きていないような気がする

ご相談に来られたのは、55才のBさん。人生の苦しみをすべて病気や痛みとして表現していました。

Bさんは個人セッションやワークショップの場を利用して、粘り強く自分の心を見つめ、その中で幼少期の心の傷(トラウマ)の存在に気づき、少しずつそれを解放し、自分の感情を取り戻して行ったのです。するとある日のセッションで、第3チャクラが金色と銀色に美しく輝きながら開花し始めたのでした。

チャクラの機能不全は、実はそこに、乗り超えねばならない現実があることを雄弁に物語ります。

そして、自分を見つめ、現実を変えられる力がついてきたとき、チャクラは美しく輝きだします。あたかもその努力を称え、祝福しているかのように。

そのチャクラから発するエネルギーが輝くオーラを作り出します。   

そしてそのオーラに見合った世界が新たに開けてくるのです。

癒しとは、アタマをよくすること

最後に、一つ「癒し」の秘訣をお教えしますね。

実は、癒しとは脳の使い方を変えていくことなのです。

私たちの脳は、慣れ親しんだことを好みます。それは、新しい芝生の上に道が出来上がるプロセスのよう・・・。

一度特定のルートが作られると、何度も踏まれて芝生がはげて地面が現れ、道となるように、どんどんそのルートが強化されるのです。それこそが、行動や思考、生き方の癖ですね。

癒しとは、脳の中に新しいルートを開拓すること。

すると、あなたの選択肢が増えます。今までとは違う道を選べるようになり、自分に必要な物はすべて自分でそろえることが出来るということに気づくのです。

さあ、あなたは何を越えていけば、輝くオーラと自分の人生を手に入れることが出来るのでしょうか。好奇心にちょっとの勇気が加わり、一歩を踏み出した時、そこから変化は始まります。

出典:飛鳥新社 アネモネ2006年7月号 41ページより