カウンセリングの様子【アダルトチルドレン/インナーチャイルドワーク】

皆さんこんにちは、オフィスTヒーリングセンターの外川(とのかわ)です。

オフィスTヒーリングセンターでは、アダルトチルドレン、インナーチャイルド、

対人恐怖症、コミュニケーションが苦手など、対人関係のお悩み、家族間のお悩みからの

回復に取り組んでいます。

初めてオフィスTにご相談に来られる方々から良くお聴きするのは、

「うまく話せるかな~」

「自分も良くなれるかしら」

「どういうことをするのかな~」等々、様々なご不安をお聴きします。

私も初めての所へ行くときは、結構緊張します。初めてのことって不安になりますよね。

そこで今回は、カウンセリングをお受けになる時、多くの方が不安になられることについて、少しでもご不安なく、いらしていただければと思い、カウンセリングについてお話しさせていただきます。

うまく話せるかな~?

オフィスTにいらっしゃる方は、多くの方が「コミュニケーションが苦手」「対人恐怖」などの苦しさでお悩みですから、「ちゃんと話せるかな~」というご不安があるのは当然です。

さらに、子どもの頃から、親に話を聞いてもらえなかったということが苦しさの根底にありますから、「自分の話をちゃんと聞いてくれるのか」という不安があって当たり前です。

そこで、まずはカウンセリングのご不安についてお話しさせていただきますね。

カウンセリングについて

オフィスTヒーリングセンターでは、カウンセリング・セッションのことを「セッション」と呼んでいます。

セラピストが一方的にアドバイスするのではなく、クライエントさん、セラピスト、そしてグループ・セラピーやワークショップにおいては一緒に取り組むクライエントさん(癒しの仲間と言っています)と共に取り組みを進めていきますので、「セッション」と呼んでいるのです。ジャズを共に奏でる(ジャムセッション)みたいな感じです。

お互いがお互い同士で、気づき合う、学び合うというようにしています。

うまく話せるかしら?について

はじめは多分、うまくは話せないと思います。

と言いますのは、特にアダルトチルドレンの方々は、幼いころから様々な家庭の状況の中で、自分の感情や思うことをそのままに表現できなかったこと、抑えこんでいらしたことが生きにくさを生み出していますから、うまく話せないというのは、当たり前のことなのです。それこそが、取り組みの一つなのです。

それにアダルトチルドレンに限らず、悩みを相談するというのはなかなかに難しいものです。

ましてやアダルトチルドレンの方々のお悩みは、見捨てられ体験、見捨てられ不安というトラウマになるほどのつらいことがあったわけですし、今まで誰にも話したことがないことを、初めて出会うセラピストにいきなり話すわけですから、難しいのは当たり前です。

ですから、私も理解するように一生懸命お聴きしますので、焦らず、ゆっくり、少しずつ、話せることをお聴かせください。

そんな風にカウンセリングは、クライエントの方とセラピストの共同作業ですからお互いに分かり合えるまで話をしていくことがとても大切なのです。

そういう、お話をされる中で、色々な気づきが起きて、癒しが進むのです。

でも実際は、お話しされることがうまく分からなかったということは、一度もありませんでしたよ。90分のセッションも、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

「自分は話が苦手」と思っていらっしゃることも、アダルトチルドレンの特徴のひとつでもありますね。

ですから、ご心配にならずに、そのままのご自分を話してください。

準備することはありますか?

また良く「用意するもの、持っていくものはありますか?」とご質問を受けますが、特にお持ちいただくものはございません。

時にはご自分の傷つき体験などを書き留めてきてくださる方もいらっしゃいますが、

あると分かりやすい時もありますが、特に必要はございません。

思っていることや、感じていることをそのままお話ししていくことで、癒しは進んでいくものですから、安心して下さい。

自分も良くなれるかしら、について

今までの人生が思うようにはうまくいっていなかったアダルトチルドレンにとっては、自分も他の人と同じように癒しがうまくいくとは思えないのですよね。

子どもの頃から、「何をやっても、お前にはできない」とか「どうせダメだよ」などと言われてきたものですから、自分でも「私はダメかも」、と思ってしまう癖が出来てしまっています。

そういう親のフレーズが刷り込まれているために、自分もそのように思い込んでしまっていて、何かやろうとすると、怖くなってしまうのです。

でも、良くなる秘訣があります。

1つには、自分をあきらめず、癒しを続けていくことです。すごく当たり前のことですが。

(*癒しというのは、苦しさや、生きにくさの一つ一つに取り組むことを言います。)

もう1つは、自分に正直になることです。

(*自分が感じること、思うこと、することのすべてに意味があって、その1つ1つが癒しにつながるのですから、自分を責めないことです。

そして、自分が今感じていることを正直に受け止めていきましょう。)

アダルトチルドレンの癒し(取り組み)は、「マイナスからの出発」と言われています。

家庭内トラウマと言って、育ってくる家庭の中に機能不全があり、傷ついてきているので、人間不信や、自分をOKと思えず、とても怖い思いもしてきているので、自分が少しずつ楽になって変化してきていても、取り組み始めは遅々として進んでいないように感じるのです。

ですからやっぱり自分はダメと思ってしまうのですね。

なので、オフィスTでは、その時その時に感じたり、思うことを日記をつけるように、ノートに書き留めてもらっています。

すると3か月前の自分、1年たった自分の変化に気づきます。

日々の中では見えにくいことですが、確実に変化しています。

怖かったものが、そうでもなくなっていたり、できなかったことが出来るようになっていたりします。そして少しづつ、自分を構える様になってくるんです。自分を大切にするようになるんですね。

最初の見える変化は、髪を染めたり、伸ばしたりカットしたり、お化粧を始めたり、最近はネイルをしたり、まつエクをしたりと自分を構ってあげれるようになるんです。

男性も服を新しくしたり、メガネを変えたり、ひげを伸ばしたりと、自分を楽しめる様になってきます。

小さな変化の積み重ねですね。

どういうことをするのかな~について

カウンセリングは「自分の悪いところ、ダメなところ」を指摘されて、そこを治していくものと認識をされていることが多いですね。

だからどちらかというとイヤなものかもしれませんね。

オフィスTのカウンセリングは、セラピストと一緒に考え、一緒に楽になる方法を探していきます。カウンセリングで色々お話しされていく中で気づきを得たり、新しいものの見方や考え方が変わっていくのです。

「自分が苦しいと言っていいんですね」と「母親のため」「家族が崩壊しないため」などと思い込んでいて、苦しいと思ってさえいなかったとおっしゃる方が多いです。

実際のセッションでは、まずはお悩みについてお話をお聴きします。

アダルトチルドレンのお悩みであれば、ご家族の状況もお聴きします。

そしてその状況のなかでどのような人生を生きてこられたのか等もお聴きしていきます。

そして、今の苦しさがどこから来ているのか、一緒に探していきます。

このように、「あなたに何が起きていたのか?」「これまでどれほどつらかったか」を知っていくのです。共有していくのですね。

御自身でも驚かれると思いますが、多くのアダルトチルドレンの方が、皆さんが「目からうろこ」とおどろかれますが、「苦しさにさえ気づいていない」のです。

カウンセリングだけでなく、グループでの取り組みもあります。

セラピストと1対1のセッションだけでなく、「人の中にあって大丈夫な私」ということも大事な課題ですから、1対1のセッションに慣れてきたらグループも参加されるとよいかもしれません。

その他には清里でのワークショップもあります。

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癒されるとは、物の見方が変わること、考え方が変わること、そして何より感じ方の質が変わることなんですね。

そこに、あなた自身の、本来の生き方があるのです。

自分自身を生きて欲しいです。

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*感じ方の質が変わるとは?

対人恐怖の方は「人は怖い」と思っているけれど、そうでもなくなる。怖い人もいるけど、怖くない人もいる。温かい人って、案外多いんだなと思えるようになる、など。AC(アダルトチルドレン)は、子どもが子どもとして生きられなくて、得られるはずのものが得られず、失くす必要のないものまで失ってきました。それらを取り戻し、自分の望む生き方ができるようになることを望んでいます。

対人恐怖(特に男性が怖かった)の女性は、グループで男性の方と同じ時間を過ごし話を聞き、自分も話し、・・・帰りにお茶をし、飲みにも行ったりして、あっという間に男性恐怖が薄れて、男性も同じ人間なのだと感じられるようになり、

なんと!婚活を始めてすぐに結婚し、子どもが生まれて楽しく暮らしています。

自分の意見を言うのが苦手な方(男性)も、取り組みを始めて3年目にグループの皆に祝福されて結婚して、さらに、望む会社からヘッドハンティングが来て、転職しました。

親の支配から抜け出す勇気が持てるようになり、自立していく人。

怒られるのが怖い方も、社会復帰するなど。

しっかり取り組まれて、様々な変化が訪れています。